THE BEAT GARDEN
- nishi-kaze
- 2017年5月21日
- 読了時間: 6分

昨年7月にメジャーデビューを果たしたTHE BEAT GARDENが、1年ぶりに西風によせる歌へ帰ってきました!
メジャーデビューを経て3枚のシングルをリリースし、数々のイベント出演も経験した彼らが何を感じ何を見つめているのか、この1年間を振り返りながらたくさん話してくれました。
5月10日にリリースされた3枚のシングル『Don’t think, feel.』はファンクの要素を取り入れ、初めて聴く人も自由に体を動かすことのできるグルーヴィンな一曲!ぜひライブで聴いて楽しんでください!
Interview:Miyaco
―当メディアでのインタビューがちょうど1年ぶりなので、この1年間でどんなことがあったのか、印象的だったことや、そこから感じたことなどを教えてもらいたいのですが。
U:きっと4人同じ気持ちだと思うんですけど。夏フェスがあったり、東京ガールズコレクションがあったり、いろんなイベントに出させてもらいました。メジャーデビューして半年以上経ったんですけど、僕たちを知り始めてくれてる人がちょっとずつ増えた実感があります。まだ知名度は高くないけど、「THE BEAT GARDENを見るの2回目だよ」って言ってもらえたりもして。そういうリアクションがもらえるようになったのは確かですね。
MASATO:昨日は2年ぶりに新潟の万代シティイに行ってたんです。万代シテイではデビュー前に、1度ライブをしていて。僕たちを知ってくれて、出迎えてくれる人や、曲を聴いて集まってくれる人が増えて、ありがたいなって感じます。
―最近はすごく大きなステージでパフォーマンスをされる機会も増えましたよね。そういうところから見える景色はどうですか。
U:大きなステージに立たせてもらったけど、やっぱり自分たちの力で、ワンマンライブとして立たないと本当の意味での達成感って得られないなって感じました。でも、実際にあの景色を見たことで改めてそういう気持ちになれたのは、グループの未来にとってすごく大きいなと思います。
―大きな舞台に立ったけど本当の達成感は他の場所にあるっていう気持ちや物足りなさは、そのあと、意識や目標などに影響を与えていますか?
U:そうですね。全ステージ悔しくて。大きいステージに立てば立つほど悔しかったんです。武道館はもちろん、東京ドームも、各地で立ちたいと思うステージも、その目標の大きさを再認識しました。実際に武道館のステージに立ってみて、何年後になるかわからないけどここにワンマンライブで帰って来たいと思いました。悔しさと嬉しさが、全部のステージにありましたね。
―そうだったんですね。皆さんはどうですか?
SATORU:夏フェスで言うと、お客さんが音に反応して集まってくれる楽しさを体感しました。
REI:そうですね。良いライブができた時には良いリアクションが返ってくるし、ダメなときは反応も良くない。そういうのも白黒はっきりしてて、だから自分たちがやらなきゃいけないことが明確に見えたというのはあります。
―なるほど。ただ、あの空気に一度触れられたことで、目標がよりはっきりイメージできるようになるのかなって想像しました。
REI:そうですね。イベントに出る前と後で全然違いますね。漠然としていたものが明確になったのはあります。
MASATO:より現実的な目標になったよね。
―そういうのは4人で話したりもするんですか?
U:そこについて深く語ることはなかったよね?
MASATO:ライブの後に、いつも通りの反省会はあったかもしれない。
U:そうだね。硬い感じではないけど、ごはんとか食べながら話すことはあります。どの会場でも、一回一回修正して次に臨むっていうスタンスは変わらなかったと思います。
―そうなんですね。ひとつずつの経験を積み重ねられている感じが伝わってきます。前回のインタビューでは皆さんのルーツをそれぞれ教えてもらったんですが、最近聴いてるアーティストや、制作の面で参考にしているアーティストがあれば教えてください。
U:オールドロックを前よりも意識的に聴くようになりましたね。REIは洋楽をよく聴いているので、僕は意識してJ-POPを聴いてます。最近の曲もそうだし、松山千春さんとか中島美幸さんとか、古い曲にもどんどん潜っていってますね。
REI:同じこと言おうとしてた(笑)。80年代、90年代のファンクをやってる方たちって、リフが特徴的だったり、メロディーもキャッチーだったりするんですけど。フレーズの部分もすごく勉強になったなって思います。
MASATO:僕もいろいろと聴くようにしてますけど、「これ面白いね」って思うフレーズとかを意識して拾うようにしてます。
REI:MASATOさんは耳をしっかり傾けないと聴こえないような音まで聴いてて、新曲を作るときに「ここはもっとこういう感じ、どう?」とか、「ここにこの音入れたらかっこ良くない?」とか、細かくアドバイスをくれるんです。そういうのって「ここは自分でも納得いってないんだよな」って思う部分だったりもするんですよ。
MASATO:でも、めっちゃ無茶振りですよ(笑)。僕は軽く言っちゃうので、言ってみたものの、REIこのあとどうするんだろうって思って見てます(笑)。
SATORU:最近はEDMも少し変わってきてて。少し前はBPM128くらいの音が主流だったんですけど、今は110くらいの、すこし空間のある音が増えてて。個人的にはそういうのを意識して聴いてます。
―なるほど、DJさんの視点ですね!新曲『Don’t think, feel.』はファンクがすごく利いていますよね。これはどういう風にできた曲なんですか?
REI:いつもは打ち込みと、シンセで音を重ねていくんですけど。今回はそういう観点で作りたくなくて。ギター持ってスタジオ入ったほうが早いかなって思って、スタジオでギターを弾きながら作りましたね。リフを思いついて、ある程度コード進行とメロディーが出来上がった状態でみんなに聴いてもらって。
―今回は楽器で作り始めたんですね。特にイントロでギターの存在感を感じたんですが、そのことが活きてるんでしょうか。
U:そうだと思いますね。
―今までのTHE BEAT GARDENとは少し違ったノリの曲かと思いますが、ライブでのリアクションはどうですか?
U:これまでは四つ打ちタテのりの曲が多かったんですけど、今回はラウンドするようなグルーヴの曲なので。みんな最初からこの曲のノリを感じ取ってのってくれて、すごく嬉しかったですね。
―メジャーデビューからもうすぐ1年になりますが、ここから先のビジョンや、近い目標などあれば教えてもらえますか?
SATORU:グループとしてどうなりたいかを明確に持って、ひとつひとつのライブに臨んでいきたい。
REI:メジャーデビューしてからいろいろ勉強させてもらったので、これからは、その経験を活かしていきたいのがひとつです。それから、一回一回のライブを大切にやっていきたいですね。目標にしてる場所はあるけど、そのために今は目の前のことを着実にやっていきたいです。
MASATO:自分たちの表現力が広がってきたっていう実感も、楽曲の幅が広がってきたっていう実感もあるから、曲をもっとたくさん聴いてもらうために、いろんな場所に会いに行ったりしたいです。THE BEAT GARDENを知ってもらうためのきっかけが増やせたらいいなって思います。
U:受けではなく、攻めの姿勢で見せていけたらいいなって思います。あと、広島クラブクアトロでワンマンライブ、やりたいですね!
―是非お願いします!今日お話しさせてもらって、ライブをすごく大事に積み重ねていこうとしている姿勢がすごく伝わってきました。
U:メンバーみんな広島が大好きなので、これからもたくさん来たいです!
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