ペロペロしてやりたいわズ。
- nishi-kaze
- 2015年10月11日
- 読了時間: 2分
いろんなとこペロペロして回ろうツアーファイナル」
2015.10.10 @4.14

Report:Miyaco/Photo:MiNORU OBARA
メンバーが位置につき、あららぎ(Gt.)が“Bless you!”の軽快なイントロを鳴らす中、なおきさん(Dr.)が「ただいま広島!」と言うと歓声と拍手が送られ、それがそのままハンドクラップに変わる。そこにムカイダー・メイ(Vo./Gt.)が飛び込んで、いよいよペロペロしてやりたいわズ。のツアーファイナルが始まった!
初めての本格的な全国ツアーを回り凱旋帰広した、彼女達の成長ぶりは随所に表れていたが、真っ赤な照明を背負った“デストロイ・ガール”と、そこから切れ間なく続いた“あまちゃん”のパフォーマンスが、それを最も明示していたように思う。両手をヒラヒラと舞い上げながら歌う姿や、フロアを見据える目。ムカイダー・メイの一挙動一挙動は、たった数ヶ月前とは見違えるほど艶を纏って凄んでいたし、楽器隊の演奏する姿にも、熱せられた感情を隠さず出し切ってしまう潔さが確かにあった。楽曲自体が持つパワーを、4人で創り上げたパワフルさが圧倒的に超えていたのだ。
「もっともっといろんな景色が見たいし、もっともっと上に行きたい。行きます!」と宣言したムカイダー・メイの力強い声と笑顔が、そこにいた全員の心を熱くさせた。そうして会場全体の気持ちが高まったところに投下される“ハイライト”の威力は超絶大!なおきさんは立ち上がってバスドラをキックし、あららぎ、ハナ(Ba.)の2人もステージギリギリまで身を乗り出す!ストロボライトが4人のパフォーマンスをますます煽り、会場は大団円となった。
アンコールではバンドを結成して最初に作ったという曲を演奏。誰もが踊れるロックンロールナンバーで、メンバーもオーディエンスもこの日一番の笑顔を見せる。感慨深さはひとしおだったはずだが、それを遥かに凌ぐ多幸感が彼女達らしくもあった。
彼女達がツアーを経て濃密に成長したことは、360°どこを見ても明白だった。鍛えられた表現力と自信が全身から溢れ出していて、バンドがとても大きく見えた。ペロペロしてやりたいわズ。の快進撃は、ここから更に勢いづくこと間違いなし!
【set list】
1. Bless you!
2. Came Sun(新曲)
3. デストロイ・ガール
4. あまちゃん
5. ハル
6. high wave
7. ディッセンバー・ガール(新曲)
8. ハイライト
Encore
9. セックスピストルズが好きって言ってりゃいいと思ってんだろ
Comments