top of page

Wienners

  • nishi-kaze
  • 2016年1月7日
  • 読了時間: 2分

みずいろときいろTOUR

2016.1.8 @SECONDCRUTCH

Report:Miyaco/Photo:MiNORU OBARA

メンバーチェンジを経て復活を遂げたWienners。一体どんなバンドになっているのか、期待と同時に幾何かの不安の両方を抱えながら、彼らの出番を待った。

1曲目に演奏された“DIAMOND DUST”がこれから始まる世界の序章のように感じられ、ワクワクした気持ちを掻き立てた。KOZO(Dr)の正確でキレのあるドラミングがバンドに勢いを与えているのが分かる。“シャングリラ”ではアサミサエ(Vo/Key/Sampler)の滑らかな歌声が響いたが、そのストレートさは文句の付けどころがない程バンドにマッチしている。嬉しいことに彼らは、当初の不安を驚くほど早い段階で一蹴してくれた。Wiennersの楽曲には快活さを感じることも多いが、新生Wiennersはそれらに全く気後れしないポジティブさを持ち合わせている。やっぱり、最高のバンドだ。

次々と投下されるアップテンポのナンバーにもしっかりと応えるオーディエンス。曲が進むに連れて会場全体の自由度が増していく。―そうそう、この感じ。Wiennersが操るリズムに弄ばれてしまう瞬間の楽しさは、一度味わうと簡単には抜け出せず、どんどん拍車が掛かってしまうのだ。

“レスキューレンジャー”ではモッシュが起こり、これで完全燃焼かと思ったが、ラストの“蒼天ディライト”で、会場中の熱気がこの日一番高い所へ打ちあがった。全力投球のアンコールも終了し満身創痍のメンバーを、再度ステージに呼び戻そうとする拍手はいつまでも収まらなかった。

途中、∴560∵(Ba/cho)は嬉しそうに新メンバーの紹介をし、玉屋2060%(Vo/Gt)も「活動を再開できて胸がいっぱいだ」と話したが、それは彼らの表情やパフォーマンスに滲み出ていたように思う。彼らにこそ、「躍動」という言葉が相応しく感じられるのだが、今はその根底に「喜び」という感情が大きく加担しているのではないだろうか。

とにかく、ライブを観れば一目瞭然。Wienners、完全復活!!

【Set List】

1. DIAMOND DUST

2. ジュリアナディスコゾンビーズ

3. シャングリラ

4. TOKYO concert session

5. VIDEO GIRL

6. LOVE ME TENDER

7. Justice4

8. 龍宮城

9. 姫君バンケット

10. みずいろときいろ

11. ELECTRIC FOR YOU

12. レスキューレンジャー

13. 蒼天ディライト

Encore

14.ドリームビート

15.Cult pop suicide

Comentários


bottom of page