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RED in BLUE

  • nishi-kaze
  • 2016年7月10日
  • 読了時間: 11分

広島を拠点に活動中のRED in BLUEが、中国地方全県でのワンマンツアーの開催を発表しました。

インタビューもほぼ初めてということで、そもそもどんなバンドなのか、そして、どうしてこの企画が生まれたのか、メンバー全員に聞いてきました。

彼らの気持ちを受け取って、7月からの対バンツアー、その後のワンマンツアーへ足を運んでもらいたい!

Interview:Miyaco/Photo:MiNORU OBARA

―まずは、バンドのことから教えてください。結成されたのは?

グッチ(Gt.):2012年ですね。高校生の時に集まって1回だけライブして、大学に入ってから本格的に活動を始めました。

―オリジナルのメンバーは?

グッチ:俺とユーキです。

―その頃どういう音楽を?

グッチ:オリジナル曲とコピーを半分ずつくらいやってました。その頃「やりたいな」と思ってたことは今とあまり変わってないような気がしますね。やりたかったことが頭の中にはあって自分なりに一生懸命やってたけど、結果的には上手くやれてなかったのが、徐々に上手くやれるようになってきたんじゃないかなって思います。

―どんなコピーをしてたんですか?

ユーキ(Vo.):ONE OK ROCKとか鴉とかをやってました、ただ好きだからっていう理由だけで。

―今のメンバーになったのは?

グッチ:2014年4月かな。

―それからはコンスタントにリリースやツアーにされているような印象があるんですが。

グッチ:コンスタントにやれるように頑張ろうって思ってますね。

やすぽん(Ba.):リリース、リリースツアー、それが終わったらまたリリース、っていうふうに途切れなくやってきてたので、今がすごく久しぶりにリリースツアーじゃない時期になってます。

―このメンバーになってからのこの2年間、思うように活動できてますか?

グッチ:思うように活動できてると思います。

ユーキ:周りに恵まれてますね。

やすぽん:何もできないメンバーはいなくて、役割分担ができてるんですよね。いいメンバーだなって思います。

―音楽以外の面でも、メンバー同士の役割がしっかりと噛み合ってるんですね。音楽性についてなんですが、メンバーが共通して好きなアーティストってありますか?

グッチ:それが一番難しい質問ですね。

やすぽん:好きなアーティストは本当に被らないんです。

―そうなんですね。じゃあ、それぞれの好きなものを教えてもらえますか?

ユーキ:もともとONE OK ROCKとか、ラウド、スクリーム系のバンドが好きで。ボーカルがかっこいいバンド好きなんです。大学に入ってからはAEROSMITHにハマってて。今は日本語ロックでピンボーカルのバンド、例えばSUPERBEAVERなんかが好きですね。

―ピンボーカルの今のスタイルに繋がってる感じがしますね。

ユーキ:そうですね。

―グッチさんはどうですか。

グッチ:僕が曲を作ってるんですけど、芯がいくつかあって。ひとつは、アニメソングやボーカロイドが好きというのがあります。ロックにハマったきっかけはサンボマスターやクロマニヨンズ、そういうパンクから入ったので、その影響で作曲するときにも明るかったりシンガロングの要素が入ったりします。テクニカルでトリッキーなところでは9mm Parabellum Bulletの影響が大きいですね。それから、HaKUとかavengers in sci-fiのような、シンセサイザーチックなエフェクターをたくさん使うバンド。あと、鴉とかeastan youthのような歌謡を強く歌うバンドですね。

―その要素、全部感じますね。

グッチ:全部乗せでやろうとしてますね。

―やすぽんさんは?

やすぽん:俺は、音楽を好きになったきっかけはJ-POPですね。ポルノグラフィティとかaikoとか。中学生の頃にRADWIMPSやBUMP OF CHIKENでバンドにハマって、コピーしてました。高校生の時には東京事変のような、オシャレで、バンドサウンドだけどJ-POPの要素を感じるようなものが好きで。もっとオシャレな音楽ないかなって探してジャズを聴くようになりましたね。ハマりすぎてトランペットも始めたんです(笑)。

―ジャズを聴いてる高校生ってそんなに多くないイメージですが。

やすぽん:そうですね、趣味の合う友達いなかったですね(笑)。

―ザッキーさんは?

ザッキー(Dr.):ガールズパンクとかテンポの速いメロコアが好きですね。バンドで言うとJUDY AND MARY、RONDONRATS。、RAIL(E)RUSHとかが好きです。

―それぞれリスペクトしてるアーティストやプレイヤーはいますか?

グッチ:ちょっといっぱいいるんで検索かけますね。誰か先言って。

全員:(笑)

やすぽん:最近尊敬してるのは、でんぱ組.incの夢眠ねむさん。最初はただファンだったんですけど、すごく活動の幅が広くて、アイドルをしながら料理研究家、映像作家もしていてバンドのMVを撮ったりしてるんですよ。現代アートのアーティストでもあって、大学の教壇にも立ってて。芸術への向き合い方が半端なく哲学的なんです。

―そうなんですね、知りませんでした!ベーシストで思い浮かぶ方はいらっしゃいますか?

やすぽん:亀田誠治さんや、UNCHAINの谷さんですね。

グッチ:さっきの、影響を受けた順に話しますね。ボーカロイドやアニメソングのクリエーターってもともとすごくアンダーグラウンドな人たちなんですけど、ボーカロイドにラウドを歌わせてシャウトさせるっていうのが盛んだったときがあったんです。その時の走りだったゆよゆっぺさんのアルバムを持ってますね。アニソン界隈だとJAM Projectの影山ヒロノブさんですね、彼が歌うとどんな曲でも全部その人のカラーになるんです。ギタリストだと、サンボマスターの山口隆さん。中学の頃からバンドスコアを買ってコピーをしてました。破天荒なプレーをしているように見えるんですけど、コードワークやアルペジオが、ソウルやファンク、ジャズのルーツに基づいてるんですよ。その影響はすごく受けてます。ライブで派手に動こうと思ったのは9mm Parabellum Bulletに出会ってからですね。あと、ガスリー・ゴーヴァンっていうギタリストもすごくかっこいいのでみんなにも聴いてもらいたいです。

ユーキ:僕はもともと、コブクロのような、きれいな声で歌うアーティストの曲を聴いてたんです。それが、初めて声に衝撃を受けたのはONE OK ROCKを聴いたときでした。あの、しゃがれた感じの声が好きになって、そのあとにエアロスミスに触れたので、完全にスティーブンタイラーに影響されてますね。泥くさいけどちょっと色気がある声がいいなと思って。最近だとSUPERBEAVERの渋谷さんが好きですね。彼が歌うとどんな歌詞でもすごく入ってくる感じがするんです、情景も含めて。

グッチ:スティーブンタイラーはめっちゃ出てると思うよ、ハイゲインな歌い方とか。

―ザッキ―さんはどうですか?

ザッキ―:人間的にすごく尊敬してるのは深井優治さん。彼の「文句を言うならベストを尽くしてから」っていう言葉がすごく響いて。座右の銘にしようと思うんですけどなかなかうまくいかなくて、弱音を吐いちゃうんですけど。ドラマーとして憧れてる人は、みんな地元の先輩ですね。

ユーキ:ザッキーはいつも、関わってきた人を尊敬できてるよね。

ザッキー:触れてみないとわからないというか。YouTubeとか見てすごいとは思うけど、やっぱり実際に接してみたいと思いますね。

―バンドとしての目標ってありますか?

やすぽん:おそらく、最終的な夢の形は全員違うと思うんですけど、バンドとしては売れたいですね。売れるっていうのは、大きい場所で大勢の人の前で演奏するっていうこと、それがみんなの答えかなって思います。

ユーキ:最近その話をしたよね。

やすぽん:そういうところをみんなで整えていきたいなって思ってて、ちょうど数日前にユーキと話してて。

―同じビジョンを見る、ということですかね。

やすぽん:俺はバンドとしての目標だけじゃなく、アーティストとしての個人的な夢もあって。全員そんな風に個別の目標があると思うけど、プロセスを整理したら結局行きつく所というか過程は一緒だと思うから、その辺は整理してみんなで頑張っていこうっていう方向にしたいなと思ってます。

ユーキ:ちなみにグッチは?

グッチ:俺はずっとライブがした。お金が必要だとか時間がないっていうことが付きまとわないように、いつでも自由にライブができたらいいですね。

やすぽん:たぶんグッチは職人タイプで、音楽をビジネスに活かすっていうのが苦手で、それが得意なのが他のメンバーだったりするから。その辺りの最終目標をすり合わせたいなって思ってます。

―ありがとうございます。では、夏からのツアーの話を聞かせてください。2016年の活動の大きな軸は7月以降のツアーなのかなと思うのですが、「中国地方制覇の道」というタイトルがついた今回のツアーを企画した経緯を教えてください。

やすぽん:経緯としては、前作『NEO BRIGHT』をリリースして1年くらい経つんですけど、そろそろ次を作らんといけんねって思いつつも、その流れで作ってたら今まで通りになってしまいそうな気がしたんですよ。そうじゃなく、もっとすごく進歩してから次のアルバムを出したいっていう想いもあったから、今年はリリースを控えて、みんながよしって思えるタイミングで製作しようということになって。でもバンドの勢いを保つためにもリリース以外でアクティブなことはやりたくて。

グッチ:去年の暮に尾道でライブをしたとき、何も打ち合わせしてないのにテンション上がったユーキが突然「来年ここでワンマンやります!」って言っちゃって。

ユーキ:感極まって言っちゃいました(笑)。

グッチ:だけど、メンバーもユーキを怒ることもなく「やらんといけんね」っていう空気になってたんで。

やすぽん:まあしょうがないなっていう感じで(笑)。

グッチ:それもあって尾道でワンマンやりたいなって思ってたし、広島ではなんとかワンマンがやれるようになってきてたんで、外にも出てみようかということでこの企画になりましたね。あとから考えたら中国地方でワンマンツアーをしてるバンドっていないなって気付いたんですけど。

やすぽん:正直、東名阪を中心にツアー組むのがセオリーだと思うんです。だけど、中国地方ツアーは逆に俺らだからできることかなって思いますね。

ユーキ:中国5県ともよく行ってるんですよ。各地のライブハウスの方たちも良くしてくれてて、恩返ししたいなっていう気持ちもあったし。

―そうだったんですね。まずは7月からの対バンツアーですが、ここでの目標はありますか?

グッチ:RED in BLUEの友達のバンドみんな面白いでしょっていうのを見せたいですね。それからRED in BLUEのライブをもっと長く見たいなって思わせたいです。その時に楽しいって思ってくれた人たちがワンマンに来てくれたらいいですね。

―その後、10月からはワンマンツアーになるわけですけど。今までワンマンライブは何回くらいされましたか?

ユーキ:広島で2回やりました。

―その時は、手ごたえや課題など、感じることはありましたか?

やすぽん:課題はもう星の数ほどありますけど、手応え的にはとにかく楽しかったですね。味方しかいない空間というか、気持ちもすごく熱くなりますよね。1時間半くらいライブできるのも楽しいし。

―体力的な面はどうですか?普段の倍以上やることになるんだと思うんですけど。

やすぽん:それは本当に課題ですね。

グッチ:1回目はすごく身構えて、テンションあがっちゃってスタミナ切れになったんです、もう死ぬほど疲れて。2回目はそれもふまえて、お客さんと一緒に楽しみながらっていうことを考えてたらあまり疲れなかった。

やすぽん:そうだね、体力的には不完全燃焼だったね。

グッチ:ペース配分を考えた結果余ったという感じ、もうちょっとやれたなっていう悔しさがあって。だから3度目の正直で思い切りやれたらいいなって思いますね。

―県外でのワンマンライブは初めてということですよね、気持ち的にはどうですか?

やすぽん:日程がまだちょっと先なので、今は「いけるっしょ」って強気なんですけど、近づいたら「どうしよう」ってなりそうです(笑)。

ユーキ:会場に行くと、「ここで今度ワンマンやるんだな」っていう気持ちになりますね。

グッチ:ワンマンツアーをやるってなった時に、俺が最後までやりたくないって言ってたんです。たぶん、僕が一番自信がないんですね。初めて県外でライブするってなった時も「まだそんなバンドじゃないから」ってずっと言ってて(笑)。だから僕が1番そわそわしてると思います(笑)。

―そうなんですか、ちょっと意外な気がしました(笑)。このツアーが全部終わるのが来年の1月なんですが、その時にはどんな気持ちになんるでしょうね。

やすぽん:ファイナルは広島なんですけど、県外の人たちにも見に来てほしいですね。俺らもみんなのところへ行ったんだから、ファイナルの広島も見に来いよっていう勢いでやるんだろうと思います。

ユーキ:きっと、自分たちのことを好きな人たちばかりが集まってくれると思うんで、泣けるくらい感動できたらいいですね。

 

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