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ドミコ


『soo coo?』リリースツアー

w/ Tempalay,DENIMS

2017.1.27 @4.14

Report:Miyaco / Photo:MiNORU OBARA

トップバッターはDENIMS。軽快で小気味よいサウンドと、カマチュー(Vo./Gt)のポジティブな歌声はとてもマッチするし、タメの利いたギターリフやややメロウなナンバーもDENIMSが演奏すればハッピーな空気を纏って私たちを躍らせてくれる。“Goodbye Boredom”ではオーディエンスの歓声も相まって演奏に熱が籠り、おかゆ(Gt.)がフロアに飛び降りる場面も!DENIMSのライブには笑顔がよく似合うなぁ、と思わず頬が緩んでしまう。リリースツアーのお祝いムードをより色濃く盛り上げていた。ラストの“たりらりら”が随分とクールに成長してたのには驚いた。音源で聴く限りでもかなりグルーヴィンな楽曲なのだけど、ライブで繰り返し演奏されてどんどんパワフルな曲に成長してきたのだろう。過去に聴いたどんなそれよりも男らしい演奏、そして過去に見たどんな彼らよりも男らしいDENIMSだった。

【DENIMS Set List】

1. DAME NA OTONA

2. SUPER STAR

3. HATAday

4. BENNY

5. WALKIN’

6. Goodbye Boredom

7. おたがいさま

8. わかってるでしょ

9. たりらりら

この日が広島初ライブのTempalayだったが、1曲目のイントロが鳴らされた時点でフロアから歓声が上がった。そのことは、彼らの音楽が既に広島のオーディエンスに馴染み始めていることや、私たちが彼らの来広を待ちわびていたことを気持ちよく証明したように思う。Tempalayは音と音の隙間も楽曲の一部として丁寧に演奏するし、曲と曲の隙間も絶妙に演出する。音像の輪郭はあまりはっきりしない。だからこそ追いかけて掴みたくなる気もするし、波に揺られるように気楽に聴いていたい気もする。体を置き忘れて「ステージと音楽と自分の感覚だけ」になったような錯覚から覚めるのが惜しかった。

【Tempalay Set List】

1. Have a nice days club

2. (inst.)

3. My name is greenman

4. Oh.My.God!!

5. ZOMBIE-SONG

6. Austin Town

7. Festival

8. New York City

そしてドミコ。ドラムとギターだけでこんな音が出せるのか!?と文字にすると月並みな感想も、敢えて表記したくなる衝撃。音源で聴くよりも何倍もソリッドでエッジの利いたドラミング。メインリフをサンプリングしループさせながら、ギターを演奏し歌うスタイル。当然ライブでのアレンジもあるだろうが、彼らの音は2ピースとは思えないほど非常に立体的で、意思を持って私たちに向かってくる。以前、ディスクレビューにて「ベッドでだらだらと微睡みながら聴きたい」と記したが、ライブでの演奏は真逆だ。目が覚めるような鋭利ささえ感じられて、この振り幅が彼らの魅力なのだと思い知らされた。何を言わずとも、初の広島公演にして予定外のダブルアンコールとなった事実こそが、広島オーディエンスの本音だろう。

【ドミコ Set List】

1. my baby

2. プライマリケア

3. united pancake

4. まどろまない

5. さなぎのなか

6. haii

7. Pop,Step,Junk!

8. グレープフルーツジュース

9. Slip In Pool

10. おーまいがー

Encore

11. マイララバイ

12. 地球外生命体みたいなのに乗って

Encore 2

 13. Sea side,Morning-Hotel is fire

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