MONKEY MAJIK
- nishi-kaze
- 2017年5月23日
- 読了時間: 2分
BLUE MOON presents MONKEY MAJIK JAPAN TOUR 2017
-LIVE HOUSE 原点回帰-
2017.4.10 @広島クラブクアトロ

近年はホールでのライブやツアーが多いMONKEY MAJIKだが、今年は「原点回帰」というタイトルのもと、47都道府県をめぐるライブハウスツアーを刊行中。
広島はその17公演目。一音目のギターが鳴らされた瞬間、その音色のダイナミックさにハッと目が覚めた。個人的には過去のホールライブの印象が強かったのだが、ライブハウスならではの爆発的でダイレクトな響きもMONKEY MAJIKによく似合うのだと瞬時に思い知らされ、非常にエキサイティングな気分にさせられたのだ。
クールでグルーヴィンなバンドサウンドには安心して身を任せられるし、オーガニックなメロディーに乗るMaynardとBlaiseのハーモニーは何度聴いても気持ちが良い。どんな場所で聴いてもその魅力は変わらないはずだけど、ただやっぱり、ライブハウスだからこそ感じ取れる特別な感覚が、あの空間には間違いなく存在した。音とともに溢れる、バンドのネイキッドな感情やアイデンティティに素手で触れているような、とても確かで活きた感覚だった。
ライブ中は、ステージぎりぎりまで身を乗り出してファンとハイタッチをしたり、オーディエンスひとりひとりと視線を合わせて笑顔を交わしたりと、とてもフレンドリーに振舞うメンバー。物理的な距離の近さは私たちの関係性までも取り持ってくれて、会場には常にアットホームな雰囲気が満ちていた。
ツアーはまだ中盤に差し掛かったばかりだったが、「原点回帰」というテーマを掲げて過ごす時間の中で彼ら自身も様々な発見があるようだった。このツアーが終わる時、バンドはどんな感情を抱くのだろうか。このツアーが今後の作品や活動に還元されていくことも、今から楽しみだ。
Report:Miyaco