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yonige


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Neyagawa City Pop Tour

2017.6.2 @SECOND CRUTCH

Report:てしまめ。/Photo:MiNORU OBARA

浴衣を着ておめかしした女の子と、その姿を愛おしそうに見る男の子。こっちまでドキドキする胸の音が聞こえてきそうな夜。この日は広島の伝統的な浴衣祭りで街はすでに熱気で溢れ、開演前から異様な空気に包まれていた。

yonigeワンマンツアー。待ちわびていたオーディエンスから息を飲む音が聞こえるようだった。登場とともに“our time city"でスタート。爽やかなギターとカラフルな髪色と照明が合わさり音とともに跳ねていきそうだった。メロディのポップさとは裏腹に「男も女もないかたつむりになりたい」とやり場のない気持ちを歌った“あのこのゆくえ“。そして代表曲”アボカド“のイントロで一気に熱が増し会場が揺れる。思い思いに拳が上がり、曲が終わる頃には爽快感溢れる表情がフロアに沢山あった。そしてこのツアーからMC解禁のごっきん節が爆発。なぜ今まで黙っていたのだのだろうと思わせる関西のパンチが効いていた。そして後半戦も新譜「Neyagawa City Pop」の新曲に加え、”さよならアイデンティティー“など過去作の中からも演奏され、ファンにとってはたまらない時間だった。

 キラキラ恋する乙女というよりは、恋に悩む憂鬱な女の子という印象の楽曲。生々しい歌詞に切なくなるが、曲を聞き終わる頃にはスッキリしているのが不思議だ。ギターとベースのかっこよさと、どこかけだるそうな中に垣間見るyonigeの可愛さにやられどんどんハマっていく。進化し続ける彼女たちから、目が離せない。

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