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KEYTALK『Rainbow』リリースインタビュー


5枚目のフルアルバム『Rainbow』をリリースしたKEYTALKにインタビューをしたのは、Rainbow roadツアーが始まり、そのグルーヴがグッと高まっているタイミングでした。インタビューが終わった後、小野武正が「ライブ、パワーアップしてると思います」と自信をのぞかせた、その姿にも頼もしさと期待感が膨らみます。カラフルな楽曲で彩られる今回のツアー、是非多くの方に目撃してほしいです!

Interview:Miyaco

―「西風によせる歌」でのインタビューが2年ぶりなので、少し前のことですが、横浜アリーナでのライブの感想から聞かせてください。

小野:すごく大きな出来事でした。僕たちは客席から登場したんですけど。お客さんがいなかったらどうしようって不安に思ってたんですけど、たくさん来てくれていたので、それを見て一気に緊張がほぐれました。ほぐれすぎて八木君はミスったんですけど。

八木:…そうなんです。

小野:武道館とはまた違った形でやれましたね。

―2015年に武道館でのライブを経験していたぶん、落ち着きを持てた面もありましたか?

小野:そうですね、それはあったかもしれないですね。

寺中:武道館はお客さんに囲まれていて人が降ってくるような感じだったんですけど、横浜アリーナは客席がタテに長くて奥まで人がたくさんいる感じで。ステージからは客席の後ろの方があまり見えないので、いきなりステージから出てたら緊張したかなって思います。だから、客席からゆっくり歩いて出ていったのは良かったなって思います。もちろん緊張はしましたけど、でもあれで相当ほぐれましたね。八木君はほぐれすぎてミスったんですけど。

八木:はい、そうなんです。

―お客さんのおかげでリラックスできたということですよね(笑)。その他に、印象的な出来事などはありましたか?

寺中:僕は高校生の時から湘南乃風が好きだったんですけど、SO FES.2017で湘南乃風の若旦那さんとコラボさせてもらう機会があったんです。そこでたまたま、僕の一番好きな曲を一緒に歌うことができて。こういうことがあるから頑張れるなあって思いました。すごく大きな一日でした。

首藤:ミュージックステーションに出させていただいたのも大きい経験でした。国民的なテレビ番組ですし、すごく緊張したんですけど。一緒に出演された方々は普段からテレビに出られているのでどこか余裕を感じましたし、学ぶことの多い一日でした。僕らはTHE ORAL CIGARETTESと一緒に、お客さんがいる状態で演奏できたのでまだ良かったんですけど、お客さんが居なかったらめちゃくちゃ緊張したと思います。

―やっぱりお客さんがいたほうがいつもの調子が出ますか。

首藤:うん、やっぱりそうですね。

小野:あと、代々木公園でフリーライブをやりました。それも5000人くらい集まってくれて楽しかったですね。

八木:僕は中日ドラゴンズが好きなんですけど、ラジオでOBの山本昌さんと山崎武司さんと井上一樹さんと話させていただく機会があって、バンドやってて良かったなって思いました。いざ会うと好きすぎて何を話していいかわかんなかったです。

寺中:下手に野球のこと話せないよね(笑)。

―本当にいろんな場面でKEYTALKの名前を目にするようになったと感じます。今回のアルバムは、横浜アリーナのライブが終わってから作り始めたんですか?

小野:そうですね。

―どういうアルバムを作りたいかっていうイメージはあったんですか?

小野:最初はそんなになかったんですけど、いろんなデモを持ち寄って、ミーティングを経て「こういう曲があるんだったらこういう風にしたら面白いんじゃないか」っていうイメージがだんだんみんなの中で膨らんでいった感じですね。

―材料をたくさん並べてそれをどうしようか、っていう感じだったんですね。出来上がったものはどんなものに仕上がったと感じていますか?

小野:ダークでカッコいい部分と、メロディアスで温かみを見せられる部分、両極端なものを上手にまとめられるんじゃないかなって思います。

―確かに、いろんな手の内を見せてくれる12曲というか「KEYTALKってこういうこともできるんだ」っていうのをすごく感じました。

小野:デモが出た後にバランスは少し考えましたけど、アルバムの全体像も含めて徐々に作り上げていった感じですね。

―アルバムタイトルの『Rainbow』は10曲目の「Rainbow road」から取っているんですか?

寺中:そうです、首藤くんが曲名から拾い上げてくれたんですけど。メンバーのバックグラウンドも今回のアルバムもいろんなカラーがあっていいよねっていうことと。あと、探すと歌詞の中に色が7色あるんですよ。

―そうなんですか!それは気付きませんでした。

寺中:メンバーも気付きませんでした。それも首藤くんが見つけてくれたんです。

―ちょっと奇跡的ですね。

首藤:僕もびっくりしました。

―この「Rainbow road」は、アルバムの中ではどういう存在の曲ですか?

寺中:KEYTALKのライブにはハッピー感があると思っていて。特にワンマンライブでは温かい空間をつくり出す時間があるんですけど、そういう時間を作ってくれる存在ですね。この曲と「FLOWER」は特に、温かい空間を作ってくれるんじゃないかなって思います。

―既にツアーが始まっていますが、実際に演奏してみて感じるところもありましたか?

寺中:アルバムの前半はKEYTALKのロックでカッコいい部分、後半は温かい部分があって。きっとライブでその両面を表現できるだろうなっていうイメージはあったんですけど、実際にやってみるとその想像を超えてくるというか。特に、「ワルシャワの夜に」や「暁のザナドゥ」はお客さんのテンションの上がり方がすごいですね。

―今のところツアーはどんな調子ですか?

小野:いい感じですね。昨日が岡山で7本目だったんですけど、既にだいぶ仕上がってきて、これからファイナルに向けてどんどん良くなっていくと思うので楽しみですね。広島に関しては1年ぶりで久しぶりなのでそれも楽しみです。

―このツアーで目指すところはありますか?

八木:武正も言ってたようにいい感じでライブできているんで、『Rainbow』のもつダークでアダルトな曲とポップでウォーミーな曲をよりしっかりと届けていけるように演奏する…限りない旅です。

寺中:限りはあるわ(笑)。

八木:あ、あります!限りはあります。

全員:(笑)

―すぐ訂正しましたね(笑)。個人的に聞きたかったのは「ミッドナイトハイウェイ」なんですが。耳に触れた感覚が滑らかでスッと入ってくる、歌詞も敢えてはっきり歌わない感じですよね。

寺中:ぜひ、聴きながら広島の街を爆走してください!

―寺中さんの作られる曲は、メロディーが綺麗で歌詞がそれにフィットしてくるというイメージがあったんですけど、それとは違う感触で。こういった曲もすんなりと作れるんですか?

寺中:僕が曲を作る時は9割方、メロディーと歌詞のイメージを同時に膨らませながら作るんですけど。イントロのギターの音が出てきたときに、このリズムで組み立てていこうと思って。そういう風にサウンド面から作ると、こういう曲ができることが多いです。今回は高速道路を走っているイメージなんですけど、テーマを絞って歌詞を詰めていって。こういう曲の方がすんなりできますね、勢いで。むしろ勢いよく作ったほうが良いものができるというか。

―あまり考えすぎてない感じですか?

寺中:そうですね。この曲も、ギターのフレーズとメロディーは30分くらいでできましたね。

―先にも言ったんですが、色々なジャンルやテイストの曲があって、どうしてこんなにいろんなことが出来るんだろうって思うんです。KEYTALKってすごく器用だなって改めて感じました。

首藤:それぞれがいろんな曲を好きですし、やりたいものを作ってるからっていうことなんですけど。それが年々作品を重ねるごとに、より自由にできるようになってきてるっていうことですかね。

―アウトプットが上手になってきている?

首藤:そうですね。個々の力もあると思いますけど、メンバーが出してきたデモに対して「こういうことをやりたいんだな」って汲み取れるようになってきたり、完成形をイメージしやすくなったり、っていうのはありますね。経験を重ねるごとに、そういうのが身についてきてるのかなって思います。

―言葉で通じ合う以上の、何か別のものが4人の中にあるんですね。

首藤:そうですね。それがあるからいろんな曲にトライできるのかなって思いますね。

―まだツアーの最中ではありますが、さっそく次のシングル『Cheers!』がリリースされますね。これはどんな曲ですか?

首藤:すごく爽やかな曲ですね。松岡修造さんとコラボした、C.C.レモンのタイアップ曲なんですが、夏とか屋外が似合いそうです。

八木:フェスとかも合いそうだよね。

寺中:そうだね。水かけたくなりますね。

―これからの季節にテンションが上がりそうですね。これは『Rainbow』の後にできた曲ですか?

首藤:そうですね。なので、アルバムとはちょっと違った色になりましたね。

―そうなんですね。そのリリースも期待しながら、まずは15日の広島公演も楽しみにしてます!

 

KEYTALK2018全国ワンマンツアー

「Rainbow road Tour 2018 〜おれ、熊本で2番目に速いから〜」

2018.4.17(火)東京 マイナビBLITZ赤坂

2018.4.18(水)東京 マイナビBLITZ赤坂

2018.5.11(金)青森 Quarter

2018.5.12(土)秋田 Club SWINDLE

2018.5.22(火)石川 金沢EIGHT HALL

2018.5.23(水)新潟 LOTS

2018.5.31(木)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM

2018.6.02(土)福岡 スカラエスパシオ

2018.6.03(日)福岡 スカラエスパシオ

2018.6.07(木)静岡 SOUND SHOWER ark

2018.6.09(土)香川 高松festhalle

2018.6.10(日)愛媛 松山W studio RED

2018.6.15(金)広島 BLUE LIVE

2018.6.16(土)鳥取 米子 AZTiC laughs

2018.6.20(水)神奈川 CLUB CITTA’ 川崎

2018.6.21(木)神奈川 CLUB CITTA’ 川崎

2018.6.23(土)北海道 Zepp Sapporo

2018.6.27(水)愛知 Zepp Nagoya

2018.6.28(木)愛知 Zepp Nagoya

2018.7.01(日)宮城 仙台PIT

2018.7.05(木)大阪 Zepp Osaka Bayside

2018.7.06(金)大阪 Zepp Osaka Bayside

2018.7.08(日)山口 周南RISING HALL

2018.7.14(土)熊本 熊本市民会館

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