give me wallets『Dream#1』
- nishi-kaze
- 2015年9月17日
- 読了時間: 2分

give me walletsといえばディスコサウンドというイメージがあったのですが、今作はちょっとだけ表情が違う様に感じました。もちろん、今までの最高にクールでキャッチーなディスコサウンドはそのまま健在、そこにロックやインディーの要素が今まで以上に溶け込んでいます。ディスコやニューウェーブだけがgive me walletsの得意じゃないんだぞと思い知らされるような、ますます彼らを好きになってしまうような、そんな作品。
どんなテイストであれ、相変わらず彼らはリズムを軽やかに操ってしまうし、バンドサウンドとメロディーのバランスがバッチリ。だから結局私たちはgive me walletsに踊らされてしまうんですよね。そこが本当に大好きで。そんなスタイリッシュなサウンドがgive me walletsの特徴のひとつですが、Jess(Vo&Syn)の歌声にも毎度耳を澄ましたくなります。今作でも、シリアスな感情やポップでハッピーな感情を、彼の歌声はサラリと無邪気に表現してしまっているように聴こえました。
夜に書いた手紙を翌朝読み返して恥ずかしくなった経験ってありませんか?人の心って、昼と夜とでは違う動きをするらしいんです。恥ずかしくなってしまうのはそのせい。夜っていうだけで既にちょっとだけ魔法がかかってるんです。give me walletsはその魔法に拍車をかける力を持っているように思います。星が眩しく輝く夜空が似合う気がするのです、それも暑さを忘れた秋の夜空が。聴いているうちに、自分自身と夢との境界線が曖昧になっていく感覚はgive me walletsマジックと呼んでも良いのかも。
YUKIやAimerに楽曲提供をするなど、メジャーシーンでの活躍も話題になりました。そんな彼らの魅力を、今作でたっぷりと味わってください。
Text:Miyaco
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『Dream #1』
1. Dream #1
2. Just Fine
3. Let You Go
4. Chicken & Us
5. Stay With Me