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Turntable Films『Small Town Talk』


本当に待っていました!待望と言うべき、3年7ヶ月ぶりの2nd アルバムが完成です。

今回はなんと、全編が初の日本語詞。どんな風に聴こえるのだろう?とドキドキしながら再生したのですが、ふんわりと柔らかいサウンドに包み込まれるように、まぁるい言葉達が存在していて、耳に触れた感覚にも温かみを覚える、そんな作品だと感じました。メンバー達がこの3年7か月の間に培った技術や自信、挑戦がひとつの形にまとまって、バンドの振り幅を大きく広げていると断言できる作品なのではないでしょうか。

全てが滑らかだし、余計な力みも皆無。落ち着いていて、ちょっと憂いているようにも見える。底抜けに明るいと言うよりは、静かに光を見つけているような印象で、穏やかな日常にすっと馴染んでくれるアルバムです。本当に粒ぞろいの10曲なのですが、私が特に心奪われたのは8曲目“Breakfast”。そして、そこからクライマックスに向かうまでの包容力は格別です。

どこか懐かしさも感じる歌詞の世界観やストーリーに浸るのも、想像力が刺激されて楽しいかもしれません。1曲1曲をじっくりと聴き込むことで見えてくる景色、全編通して聴き込むことで広がっていく情景があるように感じます。歌詞の中に「雨」というワードがたくさん使われている背景には何かがあるのでしょうか…?

彼らの新境地である今作と同時に、ここから更に続いていくTurntable Filmsのストーリーにも注目していきたいですね。

Text:Miyaco

2015.11.11 on sale!

¥2,130(+tax) / ODCP-011

レーベル : only in dreams

『Small Town Talk』

1. Light Through

2. What You Find

3. Cello

4. Nostalgia

5. Modern Times

6. Slumberland

7. I Want You

8. Breakfast

9. A Swollen River

10. Into The Water

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