THE ラブ人間『メケメケ』
- nishi-kaze
- 2016年1月27日
- 読了時間: 2分

さとうまりな(Ba)、坂本遥(Gt)が加入してから約2年。メンバー6人の歯車が絆を深めながらどんどん噛み合っていったことは、はたから見ているだけでも窺い知ることができました。その1番の証拠は、前作『恋は全部まぼろし』のリリースツアーのパフォーマンス。新メンバー加入当初のそれと比べて明らかに頼もしくなっていたのです。そんな彼らが初めて作ったフルアルバム『メケメケ』は、バンドの力強さをしなやかに詰め込んだ1枚という印象。
sympathyのVo.柴田ゆうとのデュエット曲である“こいのおわり”。もしかしたらもの凄く希望に溢れた曲なのかもしれないけれど、メロウなアコギとバイオリンの旋律が切なさを引き出しているようでもあり、主人公2人の気持ちを詮索しながら何度も聴きました。
“ハレルヤ”は初の打ち込み作品!トラックメイキングにまつきあゆむを迎えています。打ち込みとは遠い場所にいるバンドのひとつだと思っていたので多少驚きましたが、彼らの新しい愛情表現もすんなりと笑顔で受け入れることができるのは、やっぱり私たちの好きなTHEラブ人間がその中にちゃんと居てくれるから。サウンドもメロディーも歌詞も、ほっこりしてしまうキュートさと温かみがあります。
アップテンポな楽曲も多いし勢いもあるのだけど、力づくで押し切られるということはなく、寄り添ってくれるような柔らかさを感じるのは、細やかな感情の動きが作品中にたくさん表現されているからかもしれません。
Text:Miyaco
2016.2.3 on sale!
¥2,000( 税別) 品番LOVE-1005
『メケメケ』
1. コント
2. クリームソーダ
3.GOOD BYE CITY
4. じゅんあい
5. こいのおわり duet by 柴田ゆう(sympathy)
6. ハレルヤ tarck make by まつきあゆむ
7. 幸せのゴミ箱
8. 気分を出してもう一度
9.FUSHIGI DANCE
10. 花嫁の翼