愛はズボーン『MAGMA それは太陽のデジャヴュ』
- nishi-kaze
- 2016年2月6日
- 読了時間: 2分

前作『IWZBN』にも随分翻弄された挙句、愛はズ中毒症に侵された気がするけれど、今作でそれがますます重症化しそう。
既にライブの人気曲になっている“MAJIME チャンネル”には、愛はズボーンの器用さがギュッと詰まっています。生真面目に突き詰めた音のかっこよさを、全く重たくならない表現にして私たちを楽しませてくれる巧さが最高だなと思うのです。だから、そんな彼らに“BABY 君は悪魔ちゃん”のような、王道の甘酸っぱいラブソングをストレートに書かれるとドキッとするし、「その裏側にはどんな狙いがあるのだろう…?」と僅かに身構えてしまいました(笑)。
“アナコンダ”は四つ打ちナンバーですが、ダークなベースリフとキレたギターリフの絡みがロックンロールしていて、痺れるかっこよさです。
この場で6曲全てについて語り切ることは不可能と感じてしまう。それほど、多角的に愛はズボーンを知ることができる濃厚な1枚になっています。だけど、きっとこの1枚じゃまだまだ足りないくらい、色々な遊び道具を持っている(そして増やしていく)んだろうという気がして、期待が膨らみます。
ふざけているように見せてめちゃくちゃ筋が通っているというか、クスッと笑ってしまうけれど、次の瞬間には芯のある楽曲や演奏に感心するというか。本当のところ、誰よりもMAJIMEで気骨があるのは愛はズボーンなのでは…?
Text:Miyaco
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『MAGMA それは太陽のデジャヴュ』
1. 新しいウルトラC
2. MAJIME チャンネル
3. アナコンダ
4. ピカソゲルニカ
5. BABY 君は悪魔ちゃん
6. エレクトリックオーシャンビュー