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AFRICA『Summer Long』


初めて彼らのライブを観た時には、なんてユートピアなバンドなんだろうと思ったことを覚えています。異次元と言うほど遠くではなく、しかし日常とは切り離された世界へ連れて行ってくれる、無邪気さを含んだ心地の良いサウンドを鳴らしているという印象。私はすぐに彼らの音楽を気に入りました。

初の全国流通盤である今作は、そんなAFRICAらしさと同時に、成長中の彼らが放つ新鮮さも感じることができます。『Summer Long』というタイトルだけあって、作品全体が夏のキラキラ感に満ちていて、聴く度、暑くて爽やかな夏が近づいてくるような気がするし、そんな夏が長く続いてくれるような気もします。

真昼の強い太陽をサングラス越しに受け止め、砂浜を裸足で駆けて白い砂を蹴り上げる―そんな、最高の夏になりそうな期待が膨らんでしまいました(リア充っぽい!)。ポップで軽快、サラリと駆け抜ける風のような肌触りを持つ今作は、誰の耳にも抵抗なく触れてくれるのではないでしょうか。

作品を通して聴けば、早朝の抜けるような明るさから昼間の気怠さを経て、黄昏の静けさへ移ろっていくストーリーも感じられます。もしくは、初夏から真夏、そして秋へ移ろっていく空気や感情の変化が表現されているのでしょうか。ラストナンバー“2061”のゆったりとした世界観が私達をクールダウンさせるとき、『Summer Long』という作品の奥行きが一層増すのかもしれません。

リリースツアーも既に決定しています。彼らのサウンドを是非ライブで、空間ごと吸収してください!

友達よりも一足早く開放的な夏を楽しみたい人は、AFRICAの『Summer Long』で抜け駆けしてしまおう!

Test:Miyaco

2016.4.27 on sale!

¥1,667(+ tax) /PULP-1001

『Summer long』

1 サマータイム

2 アテナ

3 プライベート

4 BOY

5 夜が明けるまで

6 WONDER WONDER

7 2061

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