Computer Magic『Davos』
- nishi-kaze
- 2015年9月26日
- 読了時間: 2分

彼女の楽曲はTVCMに多数起用されているので、Computer Magicの音楽を、もしくはComputer Magicという名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。キュートでハイセンスなNYの宅録女子Computer Magicのデビューアルバム『Davos』がようやく完成しました! 2012年11月に異例の来日公演を行い、12月に日本独自企画盤『Scientific Experience』をリリースしていましたが、寧ろまだオフィシャル・デビュー盤がリリースされていなかったことに驚きます。すごい注目度ですよね!
その期待を微塵も裏切らないアルバムになっています。少し大人っぽい印象の「Fuzz」、80年代っぽいシンセ使いに心を掴まれる「All Day」など、Computer Magicの魅力が作品中の随所にちりばめられていて、聴く度に発見があるのです。何度聴いても新鮮さが尽きません。終盤の「Zuma」から「Spaces」の流れは素晴らしく柔和で、優しく、且つ壮大。楽曲と共に360°全方向へ広がっていく宇宙空間のようなイメージと、その奥行きに飲み込まれそうな心地よさを与えてくれます。彼女の歌声に力みがないせいでしょうか、聴く度に肩の力を抜いてくれるしなやかさもあり、12トラック51分の作品なのですが本当にあっという間に感じます。
今作について彼女は、「ダヴォスは私がたどり着いた遠い星だと考えるのが好き。」とコメントしているとのこと。それ故のこのジャケットなのか、やっぱり”space”というのは今作を語る上で(もっと言えばComputer Magicを語る上で)キーワードになっていそうな気がします。
国内盤には、キユーピーハーフ<ドレスドエッグ>篇TVCM(2014年)で話題を呼んだ「Alien Friend」がボーナストラックとして収録されます。この曲をフルで聴けるのがとても楽しみですね!
Text:Miyaco
2015.10.7 on sale!
レーベル:Tugboat / P-VINE
\2.300(+tax) / PCD-93967
『Davos』
1. Fuzz
2. When You See Me
3. Secret
4. Be Fair
5. Give Me Just A Minute
6. Hudson
7. Save Your Life
8. All Day
9. Bionic Man
10. Chances
11. Zuma
12. Spaces
Bonus Track For Japan
13. Alien Friend
(歌詞・解説・対訳付き)